FAQ

ノズルに関するよくあるご相談・ご質問

現在使用しているノズルの不具合の原因がわかりません。 相談することは可能ですか?

可能です。空気流量・空気圧力・使用流体・液流量・使用環境・空気源や液送の仕様・ノズルの取付部の寸法・装置の概要などをなるべく詳しく書き弊社までメールを送ってください。
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ノズルをより良く使用する上で、使用方法や噴霧液の物性など 注意すべき点はありますか?

接着剤などノズル内部で硬化してしまう液体や液中に粉末状の個体が含まれている場合、ノズル選定や使用方法を誤ると詰まりなどトラブルの原因になります。空気流量と圧力が不足した場合、微粒化性能が悪くなりますので必要な空気源を確保してください。

どのノズルを選べば良いかわかりません。判断基準を教えてください

カタログ品からの選定だけでなくお客様の求めている仕様に合わせノズルを製作することが可能ですので、空気流量・空気圧力・使用流体・液流量・使用環境・空気源や液送の仕様・ノズルの取付部の寸法・装置の概要などをなるべく詳しく書き弊社までメールを送ってください。
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JOノズルのJOの由来は?

この環状液膜微粒化方式の微粒化ノズルは航空宇宙研究所で生まれた特許技術ですが、その開発に際し当社が製作を担当したことから特許実施権を受け、航空エンジン燃料ノズル以外にも適用できるよう研究開発を行い、商品化したものです。そのような経緯から宇宙航空研究開発機構JAXAと当社Ohmuraの頭文字をとってJOノズルと名付けました

圧力スワールノズル設計プログラム Programme for Design of Pressure Swirl Atomizersとは

これは航空宇宙技術研究所よりジェットエンジン用圧力スワールノズルの設計データベースの作成依頼を受け、スワールチャンバー、流入孔、噴射孔の主要設計パラメータをさまざまに変えたモデルを試作し、流量特性、噴霧粒径、噴霧角のデータを取得しました。それらを用いて、それまでの圧力スワールノズル設計プログラムの検証を行い、予測精度を飛躍的に向上させました。この新設計プログラムにより、要求仕様にあった圧力スワールノズルの開発を短期間に行うことができるようになりました。国内のボイラメーカ等で利用されています。

SAシリーズノズルとは、どんなノズルですか。

圧力スワールノズル(Swirl Atomizer)設計プログラムの検証を目的に試作し流量特性、噴霧特性の試験を行った供試ノズルをベースに、噴射容量の異なる圧力スワールノズルの標準品をSAシリーズとしてそろえました。

一流体ノズルの製作はお願いできますか?

仕様に合ったものをSPN85Hシリーズより選んで頂く事が出来ます。外観寸法は使用に合ったものを製作する事も出来ます。
一流体ノズルSPN85Hシリーズの詳細へ

微粒化には液体のどのような物性が関係しますか、影響しますか?

液体の塊がそれに作用する力により壊れて液滴ができます。液体は表面張力により丸まって壊れないよう抵抗します。次に、オイルや水あめなど’ねばい”液体で経験するように、伸びの変形に対して壊れにくいですよね。というわけで液体の微粒化に関係する液体の物性は表面張力(σ)と粘度(μ)です。

ウエバー(Weber)数 とは

We=ρDV^2/σ 無次元数の一つで表面張力に対する慣性力の比を表わしています。液体の微粒化では最も重要なものです。σは表面張力、ρは密度、Vは速度で、気流中の液滴であれば気流との相対速度ということになります。Dは代表寸法で、球形の液滴なら直径ですね。大きいものは壊れて小さくなるが、どこまでも壊れるわけではないですね。気流との相対速度が大きければ壊れやすい。液滴の分裂が起きるのはWeが20程度といわれています。

レイノルズ(Reynolds)数 とは


Re=ρDV/μ=DV/ν 無次元数の一つで、粘性力に対する慣性力の比を表わしています。
 

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